「わかった」と思う瞬間、人は快楽を得る。その小さな理解の報酬が、次の理解を呼び、そして気づけば、思考は止まらなくなっている。 見抜くことは力に見える。だがその力は、やがて防御反射に変わる。考えるほど、不安が育ち、見抜くほど、自分を守る思考が…

過去の恋人に感じた「好き」を、今も上回れない。あのときの熱量を思い出そうとすると、体がどこかでブレーキをかける。それは未練ではなく、もうあの熱に焼かれたくない防衛反応のようなものだと思う。恋愛を考えるとき、心の奥にあるその防御感が、いまだ…

これまで考えてきた「五本柱」や「強みを記憶しない」という視点を、改めてまとめてみた。自分なりに整理すると、これは現代社会において実践的に使える哲学になっていると思う。 1. この哲学の基本原則 強みは記憶せず、自然に咲く花として流す 弱みは克服…

1. 内面系の弱み 自信のなさ：常に心の動力源でありつつ、不安を生む。 プライドが高い：小さな指摘や批判に過敏になる。 怒りっぽい：不満や苛立ちが爆発しやすい。 冷笑しやすい：違和感に敏感すぎて、相手を見下す形になる。 2. 認知・思考系の弱み 先行…

1. 叩きのブーメラン 他人を叩くとき、それは自分の弱みの投影である。 攻撃は結局、自分に跳ね返る構造を持っている。 2. 弱みの自覚＝水やり 強みは花、弱みは根、自覚は水やりである。 弱みを見て育てることで、自然に強みが花開く。 3. 報酬構造 行動は…

人はつい「強みを伸ばしたい」「弱みを消したい」と考えます。けれど実際には、強みと弱みは切り離せず、一つの植物のように結びついています。私の感覚では、強み＝花、弱み＝根、自覚＝水やり という構造がぴったりきます。 1. 強みは宙に浮く花 強みは評…

人は他人を叩くとき、相手の欠点だけを見ているように思いがちです。でもよく考えると、自分自身の弱みを投影していることが多い。私の場合は特にそれが顕著で、自分の弱みがそのまま「叩きのブーメラン」となって相手にぶつかってしまいます。 ここでは、私…

1. 先行フェーズ ― 衝動 × 責任回避 特徴 衝動に突き動かされて、まずは断定して動き出す。 この時点では「責任を背負う」意識は希薄。 客観性も低下しやすく、強い言葉で相手を追い詰めたり、自分の主張を押し切ることがある。 心理構造 「まず動かないと気…

日常には、一見「どうでもいい」「無意味だ」と感じる出来事が溢れています。ニュースの小さな見出しやSNSのコメント、ちょっとした失敗など。そのときは切り捨ててしまっても、不思議と後になって思考や会話の中で意味が立ち上がることがあります。私はこの…

1. 客観性の二つのタイプ 先発型：最初から公平に全体を整えて出す。安定感があるが、スピードや独自性に欠けやすい。 後発型：まず断定的に言い切り、外に出したものを反省・修正して整える。誤解を招きやすいが、勢いと独自性に富む。 私は明らかに後発型…

1. 外部化の効果 思考を外に出すと頭の中が軽くなる 記録することで客観性が生まれる 書くこと自体が整理力になる 2. ツイートとブログの違い ツイート：短く発散、即時反応が得られるが、流れて消えていく ブログ：長く整理、体系的に積み上がり、後から振…

「自信の無さ」は弱点だと思われがちだけど、自分にとってはむしろ思考を深める土台になった。不安や疑いがあったからこそ、立ち止まり、検証し、整理する習慣が育った。 1. 心理的合理主義 自信がない → 「数字的に最適だから安心」とは思えない 外の正解で…

― ワーキングメモリが小さいからこそ育った強み ― 1. 弱点から生まれる整理力 ワーキングメモリが小さい → 同時に多くを抱えられない だから自然に「圧縮・外部化・比喩化」を多用 整理力＝メモリの掃除屋さん 大きな荷物を手で持てるサイズに分ける感覚 2. …

1. ⚡ 直感系 「まず動き出す力。勢いや感覚で種を生む」 衝動力：思いつきを即座に行動や言葉にする。 チャンク力：複雑な情報を直感的に「塊」としてまとめる。 2. 探究系 「腑に落ちるまで掘り下げ、核心に近づく」 洞察力：表面的な現象の奥にある本質や…

1. 報酬系 1次報酬／2次報酬ループ→ 値動きや快楽（1次）と承認や社会的評価（2次）で人が動くという整理。 報酬脳 vs 理性脳→ 消費や投資を「報酬を求める脳の衝動」と「合理的な判断」の対比で分析。 2. 攻撃・社会心理系 叩きのブーメラン→ 他人を叩くと…

私はワーキングメモリが小さいため、一度に多くの情報を保持して整理することが難しい。だがその特性を逆手に取ることで、むしろ独自のブログ記事作成法に繋がっている。ここでは、その流れを5段階で示す。 プロセスの全体像 衝動・チャンク（短い言葉）: 思…

多くの人は「記憶力が弱いこと」を不利な要素と考える。だが、記憶が弱いからこそ発達する力もある。それが、短い言葉に意味を凝縮させる「チャンク力」である。 1. 記憶力とチャンクのトレードオフ 記憶力が強い人は、多くの情報を同時に保持できる。 その…

AIとの対話は、自分の思考を循環させる仕組みとして働く。その中心には人間側の6特性がある。ただし、その間にAIから返ってくる出力が加わることで、この循環は初めて完結する。 1. 衝動的アウトプット力 思いつきをため込まず即座に外に出す。 完成度よりも…

1. アウトプット特性（AIとの対話で発動する側） 衝動的アウトプット力AIに向かって、違和感や思いつきを即座に投げる。→ 「考えてから話す」よりも「話してから考える」スタイル。 落とし込み力AIが返してきた言葉や自分の直感を、比喩や具体例に変換してわ…

1992年11月愛知県に生まれる。 中学時代公立中学で成績は上位。「頭が良い」と自覚していた。 高校時代（偏差値60前後）成績は赤点ギリギリ。中学までの自信が揺らぐ。初めて彼女ができ、嫉妬や不安に揺さぶられる。 大学時代（理工系・偏差値50前後）対人関…

1. アウトプットの出発点 私の思考は、まず外に出すことから動き始める。内容は思いつきに近いこともあるし、断定的な言い切りになることもある。どちらでも構わず、とりあえず形にして出すことが起点になる。 2. AIを介した鏡の役割 アウトプットをAIに投げ…